2022/01/25 23:41
神楽珈琲では中煎りの焙煎が一番多かったのですが、最近は中浅煎り、浅煎りの注文も増えています。焙煎を始めた頃は「焙煎後3日から飲み頃です」と言う案内をしていたのですが、それが必ずしも正しくないという事に気づいたので、少し纏めたいと思います。
中煎り:焙煎後5日頃から飲み頃。10日位で完全に風味が落ち着き、1ヶ月で飲みきって欲しい。
中浅煎り:焙煎後1週間はエイジング。12日位で完全に風味が落ち着き、1ヶ月で飲みきって欲しい。
浅煎り:焙煎後10日ほどはエイジングしても問題ないと思う。2週間くらいで完全に風味が落ち着く
アナエロビックなどの発酵系:焙煎後最低1週間程度のエイジングが必要。エイジングが短いと発酵臭がきつい豆もある。2週間程度エイジングしたころから香りに変化が現れ、日々香りは変化する。特にエチオピア、イエメンのモカは香りの変化が大きい。
ブラジルのフルッタメルカドンと言う天然酵母発酵の豆は1週間程度エイジングしないと強い発酵臭がしますが、風味が落ち着きだすとフルーツ感が強く現れます。
乳酸菌発酵の豆もほぼ同じ状況でした。
深煎りにすればするほどエイジングは必要なく、すぐに飲めますが、風味の劣化も早いような気がします。
こうなると「一か月で飲みきるのが完全に正解か?」と言う疑問が出てきます。
完全に個人的な見解ですので、是非他の方の意見も聞いてみたいところです。